アンカーテキストとは?「こちら」を卒業する3つの書き方

内部リンクを貼るとき、つい「詳しくはこちら」と毎回同じ文言になっていませんか。後から記事を見返して、これで本当にいいのかな…と思った人もいるでしょう。

「内部リンクが大事」といろいろなところで聞くのに、いざ調べても解説は表面的で、結局どう書けば正解なのかが見えてこない…。曖昧なまま放置すると、回遊もSEOも伸びず、機会損失が静かに続いていきます。

この記事では、アンカーテキストの基本から、内部リンクと外部リンクで効き方が違うという見落とされがちな前提、さらに一人でも回せる現実的な運用までを整理します。読み終えるころには「これだけ守ればOK」という判断基準が手に入り、自分の記事のアンカーをその日のうちに直せるようになります。

なお本記事が扱うのは「SEO(HTMLリンク)のアンカーテキスト」です。建設の「あと施工アンカー」やデザインソフトの「アンカーポイント」とは別物なので、その点だけ先にお伝えします。

目次

アンカーテキストとは|リンクの表示文字と種類・似た言葉の違い

アンカーテキストとは、<a>タグで囲まれたリンク表示部分の文字列で、ハイパーリンクや内部リンクとは指す範囲が異なります。

「リンクの文字のこと」とざっくり理解していても、種類や似た用語との違いまで聞かれると意外と答えに詰まる領域です。ここで土台を固めておくと、後半の書き方や注意点がすっと入ってきます。

アンカーテキストはリンクとして表示される文字列のこと

アンカーテキストは、href属性のついた <a> 要素で囲まれた、リンクとして画面に表示される文字列を指します。「リンクテキスト」と呼ばれることもあります。クリックするとリンク先のページへ移動する、読者が実際に目にして触れる部分です。

SEOの観点で押さえておきたいのは、Googleがリンクとして読み取れるのは、リンク先URLが指定された普通のテキストリンク(<a href="リンク先URL">テキスト</a> の形)であり、それ以外の形式の多くはリンクとして抽出されにくいという点です。

つまり、ボタンや文字にJavaScriptでクリック動作だけを持たせたもの(<a href> を使っていないもの)などは、リンク評価に乗らないことがあります。基本に忠実な <a href="">テキスト</a> の形が、結局いちばん確実に伝わります。

出典:Google検索セントラル「Googleのリンクに関するベストプラクティス」

アンカーテキストの種類は完全一致・部分一致・ブランド・URL・汎用語の5タイプ

アンカーテキストは、文言の付け方によって主に5つのタイプに分けられます。完全一致、部分一致、ブランド名、URL(ネイキッド)、そして「こちら」のような汎用語です。タイプごとの内容と例を整理すると、次のようになります。

タイプ内容
完全一致狙うキーワードをそのまま文言にする「アンカーテキストの書き方」
部分一致キーワードに他の言葉を加え、自然な文の一部に溶け込ませる「アンカーテキストの上手な書き方を解説」
ブランド名ブランド名・サイト名をそのまま文言にする「(自社サービス名)」
URL(ネイキッド)URLをそのまま文言にする「https://example.com」
汎用語リンク先を特定しない汎用的な言葉「こちら」「詳細はこちら」

なお、この5タイプとは別軸として押さえておきたいのが画像リンクの扱いです。

画像をリンクにする場合、画像の alt 属性に書いたテキストがアンカーテキストに相当する役割を果たします。「画像だからアンカーテキストは関係ない」と思われがちですが、altを空にしたままだとリンク先の手がかりがクローラーに伝わりません。

画像リンクこそalt文言を具体的に書く価値があります。どのタイプが最適かは一概には決められず、リンクする文脈に応じて使い分けるのが現実的です。

アンカーテキストは「表示文字」、ハイパーリンク・内部リンクとは指す範囲が違う

混同しやすいのは、ハイパーリンクはリンク機能の全体を指す言葉で、アンカーテキストはそのうち画面に表示される文字列の部分を指します。両者は対立する概念ではなく、含む・含まれるの関係です。

テキストリンクは「文字によるリンク」のことで、画像リンクの対義として使われます。アンカーテキストは、そのテキストリンクの中身にあたる文字そのものです。

内部リンクと外部リンクは、リンクが向かう先による分類です。同じサイト内へのリンクが内部リンク、別サイトへのリンクが外部リンクで、アンカーテキストはそのどちらにも存在します。

整理すると、「リンク」は広い総称、「アンカーテキスト」はそのうち表示される文字を指す、という関係になります。

出典:Google検索セントラル「Googleのリンクに関するベストプラクティス」

アンカーテキストのSEO効果|内部リンクと外部リンクで効き方が違う

アンカーテキストは外部リンクでは順位に直接影響しますが、内部リンクでは主に回遊性と文脈理解を助ける役割にとどまります。

ここが本記事でいちばん伝えたい部分です。多くの解説が内部リンクと外部リンクを区別せず「キーワードを入れよう」と書いていますが、両者は効き方の根っこが違います。早く書き方を知りたい方は、結論だけ押さえて次の見出しへ進んでも構いません。

アンカーテキストはクローラーにリンク先の内容を伝えてSEOに効く

アンカーテキストがSEOに関わる理由は、クローラーにリンク先ページの内容や文脈を伝えるシグナルになるからです。「○○について」というアンカーが貼られていれば、リンク先が○○に関するページだと検索エンジンが推測しやすくなります。

これがアンカーテキストマッチと呼ばれる、アンカーの語とリンク先がキーワードで関連付けられる仕組みです。

ユーザー側にも効果があります。リンク先の内容がわかる説明的な文言なら、興味を持った読者がクリックして次のページへ進みやすくなります。遷移が増えれば、直帰率の低下や滞在時間の増加といった、ユーザー体験(UX)の向上を示す変化につながり、サイト全体の評価に間接的に寄与する可能性があります。

内部リンクと外部リンクではアンカーの効き方が根本的に違う

ここを区別せずに語られていることが、現場の混乱の正体です。外部リンク、つまり他サイトから自サイトに向けられた被リンクのアンカーは、順位への影響が比較的大きいとされています。

他者からの「票」として、どんな文言でリンクされているかが評価に反映されやすいわけです。

一方、内部リンクのアンカーは事情が異なります。ジョン・ミューラー氏(Google)は2020年に、内部リンクのアンカーテキストは検索順位に対して目に見える効果はない、という趣旨の発言をしています。

内部リンクは文脈理解を通じて間接的に効くにとどまり、外部リンクのような直接的な順位押し上げ効果は薄いという整理です。ただし、2024年に流出したGoogleの検索ドキュメント以降は、内部のアンカー処理が公式見解より複雑なのではという指摘もあり、この点は今も解釈が分かれています。

それでも内部リンクに価値がないわけではありません。むしろ逆で、内部リンクは「順位を狙う道具」ではなく「読者を回遊させ、サイトの文脈を整える道具」と考えると役割がはっきりします。「理由はうまく説明できないけれど内部リンクを貼ると回遊率が上がる気がする」という現場の体感は、この回遊・UXの効果として理屈づけられます。

内部リンクのアンカーにキーワードを入れても順位は上がりにくい

「内部リンクのアンカーにキーワードを詰めれば順位が上がる」という思い込みは、よくある誤解です。前の見出しで触れたとおり、内部リンクのアンカーには順位への目に見える効果が乏しいため、キーワードを機械的に入れても狙ったほどの見返りは期待できません。

この誤解が生まれた原因は、外部リンク(被リンク)に関する話が、区別されないまま内部リンクにも当てはまるものとして広まったことにあります。被リンクのアンカー戦略を、自サイト内のリンクにそのまま持ち込んでしまったわけです。

内部リンクで本当に大切なのは、順位操作ではなく、回遊性を高め、読者の理解を助けることです。「キーワードを入れなきゃ」と気負うより、リンク先の内容が自然に伝わる文言を選ぶ。その積み重ねが、結果として体感していた回遊率の改善につながります。

AI検索(AI Overview)時代でも自然な文脈のアンカーは評価される

AI検索が広がる中で「アンカーテキストはもう古いのでは」と感じる方もいるかもしれません。結論から言うと、土台となる考え方は変わりません。GoogleはすでにAI Overviewを標準機能として展開し、対話的に検索できるAIモードを2025年9月に日本語提供で始めています。

出典:Google Japan Blog「Google 検索の AI モードを日本語で提供開始します」

注目したいのは、AI経由のクリックの傾向です。iPullRankがSimilarwebのデータを分析したところ、AI Modeからの外部リンクのクリック率は検索あたり約3.8〜5.4%(セッションあたりでは約4.5%)と報告されています。クリック率そのものは決して高くありませんが、引用されること自体がブランド認知や信頼形成という新しい価値を生むと指摘されています

(出典:iPullRank/Similarweb調査、米国2025年)。

ただし、これは初期のAI Mode利用者を対象とした暫定的なデータである点には注意が必要です。当時のAI Mode利用は全検索の2%未満で、利用者もアーリーアダプター中心。数値はやや割り引いて見るのが安全です。

AIが文脈理解を強めるほど、リンク周辺の文章とアンカーの整合性、つまり「自然さ」の重要度はむしろ上がっていくと考えられます。追うべきは奇策ではなく、具体的で関連性があり、文脈に自然になじむというGoogle公式の基本です。これはAI時代でも揺らぎません。

効果を高めるアンカーテキストの書き方|クリックされる文言の具体例

効果的なアンカーテキストは、リンク先の内容が一目でわかる具体的な言葉で書くのが基本で、「こちら」だけの表記は避けます。

ここからは実践です。書き方は3つの原則に集約できます。難しいテクニックではなく、今日から自分の記事に適用できる現実的なものばかりです。

書き方1|リンク先の内容が一目でわかる具体的な言葉にする

1つ目の原則は、リンク先を見なくても何のページかわかる具体的な言葉にすることです。これがすべての出発点になります。

「こちら」「詳細はこちら」だけのアンカーが避けられる理由は、クローラーにもユーザーにもリンク先の内容が伝わらないからです。検索エンジンは「こちら」という語からリンク先のテーマを読み取れず、読者もクリックする前に何が待っているのか判断できません。せっかくのリンクが、手がかりゼロの扉になってしまいます。

もう一つの基本は、アンカーの文言とリンク先の中身を一致させることです。たとえば「おすすめランチ10選」のページに「ディナーの情報はこちら」と貼れば、クリックした読者は期待を裏切られて離脱します。文言と中身がそろっていれば、クリック後のがっかりを防げます。

書き方2|狙うキーワードを自然に1回だけ含める

2つ目の原則は、リンク先で狙っているキーワードを、文中に自然な形で1回含めることです。「アンカーテキストの書き方」が狙いなら、その語を不自然にならない範囲でアンカーに織り込みます。

ここで気をつけたいのは、入れすぎないことです。同じキーワードを何度も詰め込んだり、文として読めないほどキーワードを並べたりすると、むしろ逆効果になります。基本は1回で十分。キーワードを「入れる」ことより、文として自然に「読める」ことを優先してください。過剰な詰め込みのリスクについては、後半の注意点でくわしく扱います。

書き方3|クリックしたくなるベネフィットを文言に込める

3つ目は、少し差がつく原則です。リンク先で読者が得られること、つまりベネフィットを文言に込めると、クリックされやすくなります。

たとえば「内部リンクの記事」と書くより、「内部リンクの貼り方を3ステップで見る」と書いたほうが、読者は「読めば何が手に入るか」をイメージできます。「〜の方法」「〜の例」「〜のコツ」といった形で、リンク先で何がわかるかを一言添えるだけで、文言の力は変わります。

クリックしたくなる文言を心がけることは、回遊率に確かに効いてきます。完璧なコピーを目指す必要はありません。「これ、読みたいな」と自分が思える言葉になっているか、その一点を意識するだけで十分です。

「こちら」からの改善Before/Afterで書き方を確認する

3つの原則を、実際の書き換えで確認してみます。ワンパターンになりがちな定型文を、リンク先がわかる文言へ直すイメージをつかんでください。下の例のように、「こちら」の前後をリンク先の中身を表す具体語に置き換えるだけで、テーマがクローラーにも読者にも伝わるようになります。

Before(ワンパターン)After(改善)
詳しくはこちらアンカーテキストの書き方はこちら
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関連記事はこちら内部リンクの効果的な貼り方を読む

ポイントは、いきなり全文を凝ったコピーにしようとしないことです。「こちら」の前後にある言葉を、リンク先の中身を表す具体語に置き換える。たったそれだけで、ワンパターンな定型文から卒業できます。後から記事を見返して「この文言で大丈夫かな」と不安になった経験があるなら、まずこのBefore/Afterの型で1記事だけ直してみるのが近道です。

アンカーテキストの注意点|完全一致・分散・文字数の正しい目安

完全一致アンカーは現在ペナルティより無視・信頼低下の対象で、自然な文脈であれば過度に恐れる必要はありません。

書き方がわかると、次に湧いてくるのが「やりすぎたらペナルティになるのでは」という不安です。完全一致=即ペナルティと身構えてしまう気持ち、よくわかります。ここで現在地を正しく押さえて、不安を解きほぐしておきましょう。

完全一致は今は「ペナルティ」より「無視+信頼低下」が起きる

完全一致アンカーへの恐怖の多くは、古い情報が更新されないまま語り継がれていることに原因があります。現在の挙動は「即ペナルティ」ではなく、不自然なリンクは評価されずに無視される、あるいは読者からの信頼が下がる、という形が中心です。

この誤解の根は、ペンギンアップデートが導入された2012年にあります。当時はリンク数やアンカーの合致度を重視する傾向が強く、操作的なリンクが順位に影響しやすかった反動として、強い対策が打たれました。その当時の「ペナルティが怖い」という印象が、現在の挙動と混同されたまま残っているわけです。

怖がるあまり、すべてを「こちら」だらけにしてしまうと、今度はリンク先が伝わらずクリックされなくなり、回遊が落ちます。過度な萎縮は、それ自体が機会損失になります。

完全一致は本文中の濫用を避け、自然な文脈で使う

では完全一致はどこまで使ってよいのか。判断軸はシンプルで、ナビゲーション内の完全一致は問題なく、要注意なのは本文中での濫用と外部リンクでの使用です。グローバルメニューやパンくずのように、構造上わかりやすさが求められる場所での完全一致は自然なものとして扱われます。

避けたいのは、本文の中で同じ完全一致キーワードを不自然に繰り返すことです。キーワードの入れすぎ(過剰最適化)は、文章として読みにくく、ユーザーの信頼を損ねます。

数値の目安として「サイト全体で完全一致は20〜30%以下が安全圏」とする見解もありますが、この比率の根拠は諸説あり、確たる定説とは言えません。数字を厳密に追うより、「人が読んで自然か」を最終的な基準にするほうが実務では迷いません。

完全一致・部分一致・ブランドを混ぜる「分散」で自然にする

「分散」とは、完全一致、部分一致、ブランド名、URLといった複数のタイプを混ぜて、リンク全体のプロファイルを自然な状態に保つ考え方です。同じ完全一致ばかりが並んでいると、人工的に作られたリンクだと見なされやすくなります。

ただし、分散を強く意識すべきなのは主に外部リンクの文脈です。内部リンクについては、比率を細かく計算するより、その場の文脈に合う自然な文言を優先して構いません。一人で記事を運用しているなら、分散を厳密に管理しようとして手が止まるより、文脈に合った言葉を都度選ぶほうが続けやすく、結果も安定します。

文字数に決まりはなく、文脈が伝われば長くてよい

アンカーテキストの文字数に、明確な決まりはありません。「短く簡潔に」とよく言われますが、これが常に正解とは限らない点に注意してください。

ジョン・ミューラー氏は、長いアンカーテキストがリンクに追加の文脈を与え、文脈次第ではより良い結果につながる可能性に触れています。短ければ良いというのは条件付きの話で、リンク先の内容を過不足なく伝えるために言葉を足したほうが伝わる場面もあります。

目安にすべきは文字数そのものではなく、「リンク先が過不足なく伝わる長さか」です。1単語で十分なら短く、説明が要るなら少し長く。読者がクリック前にリンク先を正しくイメージできる長さが、その文脈での適切な長さです(出典:ジョン・ミューラー氏の発言)。

避けるべきNGパターン|曖昧語・無関係・作為的リンク

最後に、はっきり避けたいパターンを挙げます。次の4つは、リンク先が伝わらなかったり、スパムと見なされたりするリスクがあるため、意識して避けてください。

  • 曖昧語の濫用:「こちら」だけのような、リンク先を示さない文言。クローラーにも読者にもテーマが伝わりません。
  • リンク先と無関係な文言:中身とずれた文言は、読者も検索エンジンも迷わせます。
  • 作為的に仕込んだリンク:配布される記事やゲスト投稿、プレスリリースの中に作為的に仕込んだアンカーリンク。Googleはこうしたリンクをスパムの例として明記しており、リスクの高い手法です。
  • キーワードの過剰な詰め込み:すでに触れたとおり、同じ語を不自然に繰り返すと逆効果になります。

裏を返せば、この4つさえ避ければ、内部リンクのアンカーで大きく失敗することはまずありません。完璧を目指すより、地雷を踏まないことのほうが現実的です。

出典:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」

一人で記事を作る人のアンカーテキスト運用|効果確認の手順

一人運営では記事一覧をスプレッドシートで管理し、文脈が近い記事へ具体的な文言で内部リンクを貼り、GA4で効果を確認します。

ここまでの内容を、一人でも回せる手順に落とし込みます。大規模チーム前提の理論ではなく、記事制作も分析も一人で抱えている前提での現実解です。一人で全部やっていると、そこまで手が回らないですよね。だからこそ「最低限ここだけ」に絞ります。

ステップ1|記事一覧をスプレッドシートにして貼り先候補を見える化する

最初にやるのは、記事一覧をスプレッドシートにまとめることです。タイトル、URL、テーマ、狙うキーワードを並べておくと、「どの記事からどの記事へリンクできるか」が一目で見えるようになります。頭の中だけで貼り先を探すと、関連記事の存在を忘れてリンクの機会を逃しがちです。

ここで完璧を目指す必要はありません。全記事を一度に整理しようとすると挫折します。新しく書いた記事を追加しながら、少しずつ一覧を育てていく。一人運営では、この「最低限を継続する」姿勢が、緻密だけど続かない仕組みより結局は成果につながります。

ステップ2|文脈が近い記事を選び、具体的な文言でリンクする

次に、いま書いている記事の文脈と近い記事を一覧から選び、内部リンクを貼ります。選定基準は難しく考えず、直前で触れた内容やキーワードと関連性が高い記事を選ぶことです。関連性の高い記事同士をつなぐと、読者が自然に次の記事へ流れる回遊の動線ができます。

貼るときに、前半で扱った3つの書き方を思い出してください。リンク先がわかる具体的な文言を、その都度つける。「こちら」で済ませず、「内部リンクの貼り方を見る」のように、クリックした先で何が得られるかを一言添える。この一手間が、回遊率の差になって返ってきます。

ステップ3|GA4で内部リンクのクリックと回遊を確認する

貼ったら貼りっぱなしにせず、効果を確認します。GA4を使えば、内部リンクのクリックやページ間の遷移、回遊・滞在の状況を計測できます。クリックされていないリンクが見つかったら、文言が曖昧でないか、設置位置が読者の目に入る場所かを見直します。

数値で白黒つけきれないことも多いものです。それでも、回遊率や直帰率の変化を継続的に眺めていれば、「この書き換えで流れが良くなった」という手応えは少しずつ蓄積されます。理想はABテストですが、一人運営でそこまで作り込むのは現実的でない場面も多い。まずは継続して数字を見る習慣をつけるだけでも、十分に前進です。

今日から始めるアンカーテキスト見直しの要点

アンカーテキスト改善の要点は、内部・外部の役割の違いを踏まえ、具体的な文言で自然に貼ることの3点です。

  • 内部リンクは順位狙いではなく、回遊・UX起点で設計する。内部リンクと外部リンクではアンカーの効き方が根本的に違う。
  • リンク先が一目でわかる具体的な文言にし、「こちら」ワンパターンを卒業する。クリック後の期待と中身をそろえる。
  • 完全一致は過度に恐れず、自然な文脈で分散させて使う。怖がって萎縮するほうが、かえって回遊を落とす。

まずは自サイトの内部リンクを1記事だけ見直し、関連記事への文言を具体的に書き換えてみてください。1記事直せば、次の記事を書くときには自然と具体的な文言が選べるようになります。

内部リンクの設計そのものをもっと深く知りたい方は「内部リンクの効果的な貼り方・設計のやり方」もあわせてご覧ください。

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記事制作者

SEO記事編集ディレクター。7年以上にわたり、金融・通信・テクノロジー分野を中心に大手企業含む20社以上のコンテンツ制作・編集ディレクションを手がける。2019年より格安SIM・格安スマホ専門メディア「格安スマホぴったり会議」を運営し、運営責任者として記事の企画・制作・品質管理を担当。検索評価される構成設計と、読者にとっての情報価値の両立を編集方針としている。

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